第一回 メキシコ茶会 報告
2003年10月26日(日)27日(月) オリンピック記念青少年センター桜花亭にて 撮影協力:あいさん
桜花亭 お庭に大きな桜の木があります
寄付きにて
先ずは寄り付きでお菓子を・・・
さ〜〜出てきました!ソンブレロ菓子 世田谷『ほさか』製 何度もの試作を重ね とてもきれいで美味しい物ができました
菓子器は「タコスの皮入れ」よ♪
お菓子が済んで席入り
掛け物は光悦寺のご住職山下恵光宗匠の 開径待佳賓 私の拙いメキシコ茶会にお越しくださった大切なお客様を 心をこめて準備をして、お待ち申し上げておりました。 そんな気持ちで このお軸をかけました
青い毛氈の上にサラペを (注:サラペとは、肩にかける布。縞模様が多い)
花入れ:6世紀のパキメ遺跡よりの出土品のレプリカ 花 ほととぎす われもこう 香合:女流作家メリーナさんの作 南瓜香合? 紙釜敷をしきて 奥村吉兵衛作
中央の筒にご注目を〜〜 元メキシコ大使館文化公使G.エギアルテ様の銘をいただいて 銘 『多幸長寿』 筒の下の方に2003 octubre(10月)と細かくたくさん書いてあります
長板諸飾り・・・・・メキシコ皆具
水指 メキシコの鍋 杓立 花瓶 建水 ボール 蓋置き エッグスタンド
飾り火箸 ソンブレロ頭
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点前座に座る雅杜 メキシコサラペ帯を締めて この帯は京都の刺繍屋さんに頼んで作ってもらいました サラペの柄です
厳粛に濃茶が 点前は私の娘 がとこ と(左下) 半東は海月さん
茶碗は大徳寺窯 銘『瑞雲』 出し服紗は『白極緞子』友湖作
続いて薄茶
煙草盆の中の火入れは 菓子器はメキシコの漆器 『メキシコのコップ』 菓子はメキシコの伝統的菓子 『ドゥルセ・デ・セミージャ・デ・カラバサ』
薄茶の主茶碗は九谷の異色作家谷口幸夫先生が この日のために造ってくださった 『サラペ茶碗』
次客のお茶碗は、銘が 『これってサラペ茶碗?』 つまりその、、、そういうわけで、、、(^^;
作家の谷口先生が、サラペをイメージして作ってくださったのですが、 届いた箱を開けてみての感想・・・・・(- -) 「どうも、ちと、違う、、、サラペにはみえない」 それで先生にお尋ねしました、、、 「あのぉ、、、これって、サラペ茶碗?でしょうか?」と。。。
拝見に
茶入れ その辺にどこにでもある陶器のソース入れなんですが こうして仕服を着て 牙蓋をつけると あ〜〜らまぁ〜〜最初っからの茶入れみたいでしょう?
仕服:鮮やかなブルーの「インドモール」がよく映ります
茶杓 銘『長寿多幸』 私の夫の古稀の祝に 元メキシコ公使エギアルテさんが銘を付けてくださいました これがその筒です↓
筒の下の方に2003 octubre(10月)と細かく たくさん書いてあります
茶器 この小物入れが そもそも私に メキシコ茶会を思いつかせた 記念の品です! 黒曜石の中をくり抜いて作り 周りにアステカの文様が描かれています
中立ち
座を改めてお敷を持ち出し 手前がケサディージャ(タコスの一種?) トウモロコシのタコスの皮にチチャロン(ブタの皮)、チーズ、アボガド、緑トマトソース 小麦粉のタコスの皮に鶏肉とチーズ、アボガド、トマトソース 赤い漆器の皿にはサボテンのマリネ 手前がケサディージャ(タコスの皮にチーズなどを挟んでいる)
お召し物を汚さぬよう、メキシカンローズのナプキンを掛けて頂く
メキシコ音楽を聴きながらのお酒 お酒は越乃寒梅 タコスにも合います♪
メキシコ人ミュージシャン、メキシコの至宝と賞される、 チューチョ・デ・メヒコの演奏を堪能
名曲『ベサメ・ムーチョ』を熱唱
厳粛な濃茶とそれに続く薄茶の後 メキシコ音楽を聴きながら メキシコ料理を食べる なかなかにシュールな空間かも。。
アルパ演奏:種里亮子
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